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大阪・関西万博にバルトパビリオンがオープン

世界最大の博覧会「大阪・関西万博」にて、バルトパビリオンが正式にオープンしました。ラトビアとリトアニアが「We Are One(私たちはひとつ)」という共通テーマのもと出展しており、自然、人間、そしてテクノロジーの相互のつながりを表現しています。この国際博覧会は、10月13日までの6か月間にわたって日本で開催されています。世界160か国と9つの国際機関が参加しており。世界中から約2,800万人の来場者が見込まれています。

バルトパビリオンのオープニングセレモニーには、多くの要人が出席し、象徴的なテープカットに参加しました。出席者には、エドムンズ・ヴァランティス・ラトビア経済省事務次官、ラースマ・リーダカ大阪・関西万博ラトビアコミッショナージェネラル、ズィグマールス・ズィルガルヴィス駐日ラトビア共和国大使、リナ・アンタナヴィチエネ大阪・関西万博リトアニアコミッショナージェネラル、オーレリウス・ジーカス駐日リトアニア共和国大使、そしてバルトパビリオンのアーティスト兼デザイナーであるアルトゥールス・アナルツ氏が名を連ねました。

バルトパビリオンを訪れる来場者は、バルト地域の自然、文化、伝統、そしてより良い未来に向けたラトビアとリトアニアの革新的なソリューションを体感する感覚的な旅へと誘われます。「We Are One(私たちはひとつ)」というコンセプトは、誰もがこの地球の一部であり、次世代のために地球を守るという特別な役割と責任を担っているということを強調しています。この認識を促すため、パビリオンの中心にはユニークなインスタレーション、インタラクティブなガラスの壁が設置されており、目まぐるしく変化するデジタル世界からの休息を提供しています。「Kizuna(絆)」と名付けられたこの壁は、日本語で「親密で情緒的なつながり」を意味し、人と自然、人と人、コミュニティ、そして国家間の結びつきを表わしています。特殊な技術によって壁が結露し、来場者は壁にメッセージを残すことができます。書き込まれたメッセージは数分で消える仕組みになっており、個々の行動とそれが地球に与える影響について、来場者に深く考えるよう促します。

パビリオンの来場者は、「天然の薬局」という展示も楽しめます。ここでは、バルト地方の草原に自生する約300種の植物が紹介されており、それぞれの特性や健康・生活の質を高めるための活用方法について解説されています。さらに、誰でもバルト諸国での植林に象徴的に参加できる機会も用意されています。デジタル上で植樹された木は、ラトビアのTērvete(テールヴェテ)やリトアニアのJoniškis(ヨニシュキス)に特別に造成された森に実際に植えられます。

パビリオン内にはデジタルビジネスカタログも用意されており、来場者は日本市場への輸出拡大を目指すラトビアおよびリトアニア企業について詳しく知ることができます。

「大阪・関西万博」は、国家イメージの構築や輸出力の強化を目的とした、世界で最も意義深い博覧会であり、経済分野だけでなく、世界的に重要な社会問題にも取り組んでいます。これらの目標を達成するために、バルト諸国の経済的・文化的可能性を広く紹介するための多方面にわたるビジネスプログラムが企画されています。パビリオン内および万博会場ではさまざまな展示やイベントが予定されており、5月20日にはラトビアのナショナルデー、7月6日にはリトアニアのナショナルデーが開催され、8月23日にはバルト三国の「歌と踊りの祭典」の伝統や文化を紹介する機会も設けれています。

4月26日、バルト諸国は、それぞれの国が大切にしてきたサウナの伝統を通じたホリスティックなウェルビーイングについてのユニークな対話と探求の場へと皆様をご招待します。リトアニア、ラトビア、そして日本が一堂に会し、それぞれのサウナ文化の特色を紹介し、古くから受け継がれてきたこれらの慣習が、自然との調和や現代生活のバランスをいかに育んでいるかという視点を共有します。

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